総合型選抜の志望理由書、部活生が書き出す前に整理したい3つのこと
総合型選抜の志望理由書、
部活生が書き出す前に
整理したい3つのこと
― 「部活を頑張った話」だけでは、志望理由になりません ―
この記事のポイント
- ●なぜ部活生の志望理由書は「部活の話」で終わりやすいのか
- ●やりがちなNG例
- ●書き出す前に整理したい3つのこと
- ●よくある質問
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「部活の話は書けるのに、志望理由になると手が止まる」
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「なぜこの大学なのか、自分でもうまく説明できない」
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「出願が近いのに、何から整理すればいいか分からない」
総合型選抜を目指す部活生から、こうした声を数多く聞きます。決して珍しいことではなく、多くの受験生が同じところでつまずいています。
9月下旬から10月にかけては、総合型選抜の出願準備が本格化する時期です。志望理由書は、出願書類の中でも面接の土台になる大切な書類です。書いた内容は、面接でも繰り返し深掘りされます。
部活に打ち込んできた生徒ほど、書きたいことは山ほどあるはずです。それなのに、いざ書き始めると「部活の報告書」のようになってしまうことが少なくありません。原因は、書き方の技術ではなく、書く前の整理にあります。
志望理由書は「部活の報告書」ではなく、
「これからの学びの計画書」です。
書き出す前に、頭の中を整理するところから
始めてみましょう。
「これだけ頑張ってきたのだから、書けば伝わるはず」と思いがちです。しかし実際には、次の3つの理由で部活の話に偏ってしまいます。
一番自信のある経験が部活で、文字数を使いすぎる
書きやすい内容から書き始めると、自然と部活の話が長くなります。気づけば、大学で学びたいことを書くスペースがほとんど残っていない、という状態になりがちです。
大学で学びたいことを、具体的に考えたことがない
部活中心の生活では、学部や学問について調べる時間がなかなか取れません。学びたいことが漠然としたままでは、志望理由も書けません。まずは調べる時間を確保することが、最初の一歩になります。
将来の夢が漠然として、大学の学びとつながらない
「スポーツに関わる仕事がしたい」といった夢はあっても、それを大学の具体的な学びに結びつける作業が抜けてしまいがちです。
準備が足りないまま書き始めると、次のような内容になりがちです。心当たりがないか確認してみてください。
- 大会の成績や役職の紹介だけで、文章の大半が終わってしまう
- 大学のパンフレットやホームページの言葉を、そのまま書き写す
- 「人の役に立ちたい」など、どの大学にも当てはまる表現で締める
- 締切の直前に書き始め、見直す時間が取れない
⚠ 注意点
志望理由書に書いた内容は、面接で深掘りされます。自分の言葉で説明できない表現は、かえって評価を下げてしまうことがあります。
いきなり文章を書くのではなく、まずはメモの段階で次の3つを整理してみてください。箇条書きで十分です。
学びたいことの「きっかけ」を、部活の経験から探す
ケガの経験から体の仕組みに興味を持った、チーム運営で悩んだことから組織に関心を持った。そんな小さなきっかけが、志望理由の出発点になります。
大学で何を学び、どう深めたいかを具体的に書き出す
学部名だけでなく、気になる授業やゼミ、研究テーマまで調べて書き出します。その大学でなければならない理由が、ここで自然と見えてきます。
卒業後にどうなりたいか、学びとのつながりを言葉にする
将来像そのものより、「その将来のために、大学で何を身につけたいか」を語れることが大切です。学びと将来を一本の線でつなぐことで、志望理由に説得力が生まれます。
この3つが整理できてから書き始めると、部活の話は「きっかけ」の部分に自然と収まります。文章全体のバランスも取りやすくなります。
志望理由書は、いつから書き始めるべきですか?
出願直前ではなく、できるだけ早く着手するのがおすすめです。学びたいことの整理や大学研究に、思っている以上の時間がかかるためです。先に整理を済ませておけば、下書きは短時間で進みます。
部活の実績が少なくても書けますか?
実績の大きさは、志望理由書の評価を左右する本質ではありません。その経験から何に興味を持ち、何を学びたいと考えるようになったのかが大切です。補欠や裏方の経験も、立派な出発点になります。
書いた内容が合っているか、誰に見てもらえばいいですか?
学校の先生に加えて、第三者にも読んでもらうと客観的な気づきが得られます。アカトレの高校生コースでは、志望理由書や自己アピール書類の作成指導も行っています。
大学ごとに、書き方や字数は違いますか?
字数や形式、求められる内容は、大学や学部によって異なります。必ず最新の募集要項を確認した上で、それに合わせて整理した内容を組み立て直してください。複数校を受ける場合は、大学ごとに書き分ける必要があります。
この記事のチェックポイント
- 志望理由書は「部活の報告書」ではなく、これからの学びの計画書
- 部活の経験は、学びたいことの「きっかけ」として位置づける
- 大学での学びと将来像を、一本の線でつなげて言葉にする
- 早めに整理を始め、第三者の目で見直してもらう
スポーツに打ち込んできた経験は、志望理由書の強力な材料です。あとは、それを「これからの学び」につなげる整理をするだけです。
一人で抱え込まず、誰かと対話しながら整理することで、自分でも気づかなかった学びたいことが見えてくることもあります。
まずは気軽に無料面談で、今の悩みを聞かせてください。部活経験の言語化から、志望理由書の作成まで一緒に進めます。